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扉が使いにくい、押入れの整理収納

「年末の整理収納応援キャンペーン」をご利用くださったお客様の実例をご紹介します。

今回の作業場所は大容量の押入れです。

衣類の収納メインに使われていますが、ごちゃごちゃして使いにくいとお悩みでした。

お悩み

・4枚の引き戸が開けにくい

・上棚に入れたコの字ラックを活かせていない

・掃除がしにくい

・ごちゃついている

 

このようなお悩みがありましたが、扉の開き方が特徴的で、収納の位置を工夫する必要がありました。

まずは扉の形状をご覧ください。扉が4枚あります。

 

押入れとしては大きいですし、使いこなせば大容量の収納スペースです。しかし、扉の開き方が複雑なのです。

パターン①

パターン②

パターン③

パターン④


扉を外す提案もさせていただきましたが、扉は外さず使い勝手を良くするということになりました。

家族3人分の衣類を収納しているので、扉のパターンに沿って人別に収納するという計画を立てました。

もうひとつのお悩みは、天袋に入れているコの字ラックが、このままでよいのかどうかという事です。

画像では見えにくいのでイラストにしました。

よくある押入れ用の伸縮ラックです。押入れ整理棚や、押入れ整理ラックという名称で販売されています。

広いスペースを有効活用する役割で使われています。

お客様の場合、天袋にコの字ラックを入れていたため、ラックの上のスペースが狭く、モノを収納しきれずにいました。

また、ラックを入れることで大きなモノを収納することができず、収納力を下げてしまっていました。

いざ整理収納

まずは全部出して、何がどれくらい入っているかを確認し、配置を決めていきました。

左端の扉1枚分のスペースをお子さまが、真ん中の扉2枚分のスペースをご夫婦が使うことに。

出してみると、衣類以外のモノ、2階へ上げるモノ、譲るモノ、売るモノなどが多数ありました。

天袋のコの字ラックは取り出して、下の段で使うことに。

また、収納力を上げるため、衣装ケースを他のお部屋から2個持ってきて収納していきました。

 

突っ張りハンガーポールもたわんでいたので、位置を調整して付け直したり、服を人別に並べたり、

普段あまり使わない物は天袋へ移動したり、衣類以外のモノもアイテムごとにまとめたり、整理中心に作業しました。

作業中は扉をすべて外しましたが、やはり扉が無いととても出し入れがしやすかったです。

それでは、ビフォーアフターです。

天袋にあったコの字ラックは下段の左側に移動しました。奥なので見えにくいです。

天袋はコの字ラックを外したことで、大きなモノを収納できました。

最後に扉をはめたのですが、衣装ケースがひとつ引き出せないことに気づき、衣装ケースの移動をしたり微調整がありました。

ひとまず使ってみて、様子を見ていただくという事で終了いたしました。

ご厚意により画像使用の許可をいただきありがとうございました。

整理収納は続いていくものです

一度整理収納をすれば一生そのままで良いという事はありません。

モノの変化、ライフスタイルの変化などに合わせてカスタマイズしていくことで、その時々に合った快適な暮らしが叶います。

そのためには、ひとりひとりが片づけを無理なく実践できること、片づけを習慣として続けていけることが大切だと考えます。 

今年は、「整理収納の学びを応援」することをテーマに掲げて、お客様に提供していきたいと思います。

講座やレッスンを多く開催し、整理収納サービスの価格も見直す予定です。

改めてご案内したいと思います。